第27章 同類

夜が白みはじめた頃、海の向こうからエンジンの轟音が響いてきた。

ヘリは一機じゃない。何機もだ。

灰原仁司は言ったことを本当にやってのけた。十数機のヘリに、数十隻の高速艇。離島は完全に包囲され、誰ひとり好き勝手に上陸できない状態になっていた。

杉浦秀明がテントから飛び出してきて、大きなあくびをひとつする。だが、上空のヘリと海上の高速艇を目にした途端、その顔色が変わった。

「どういうことだ?」

杉浦杏奈は答えなかった。

沖のほうに、さらに一機の白いヘリが現れる。機体には杉浦グループのロゴ。

杉浦家の人間が来たのだ。

杉浦秀明もそれに気づき、慌てて杉浦杏奈のそばへ寄った。

「杏奈...

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